Ａｍａｚｏｎギフト券を使って現金化する場合、転売サイトを使った方法もありますよね。マッチングサイトとも呼ばれているサイトです。
アマテンやギフティシュなどのギフト券の転売サイトを見たことがある人もいるかと思いますが、正規の価格よりも安く販売していて気になりますよね。
ただ、これらの転売サイトについては詐欺などの被害が増えていて、利用について注意喚起がされています。
ギフト券の転売サイトを利用する際のメリット・デメリット、注意点やリスクついて調べて見ましたので解説していきたいと思います。
Ａｍａｚｏｎギフト券の転売サイトに起こる危険性って？
Ａｍａｚｏｎギフト券を現金化する際、買取ショップ(金券ショップなど)、買取サイト(専門の買取業者)、転売サイト(個人間でやりとりする売買サイト)などを利用して換金できます。この中で転売サイトを利用する人が増えてきました。それに伴い犯罪などのトラブルも多発しています。
転売サイトを利用した場合、どのような危険性があるのでしょう。
不正に取得されたＡｍａｚｏｎギフト券が出品されている
転売サイトは売買サイトといってヤフオクのように個人間でやりとりしてＡｍａｚｏｎギフト券を売買します。
この転売サイトには不正に入手したＡｍａｚｏｎギフト券が出回っています。
不正入手とは・・・
- 詐欺などを行って人から騙し取る
- とあるサイトを立ち上げ、そのサイトを利用した人に利用料金の支払いを要求するが、現金でなくＡｍａｚｏｎギフト券を購入させる
- 他人のクレジットカード情報を盗み、それでＡｍａｚｏｎギフト券を大量購入する
- 不正に手に入れたＩＤとパスワードで他人になりすましＡｍａｚｏｎにログインし、Ａｍａｚｏｎギフト券を購入する
このような方法で入手されたＡｍａｚｏｎギフト券を転売サイトから購入することは危険です。また後述で説明しますが、Ａｍａｚｏｎのアカウントが取り消されてしまうこともあります。
Ａｍａｚｏｎは転売を禁止している
Ａｍａｚｏｎ.ｃｏ.ｊｐは転売行為を禁止しています。
Ａｍａｚｏｎが承認していない転売サイトが多数あり、そのようなサイトで詐欺など不正取得の可能性のあるＡｍａｚｏｎギフト券が出品されている事例が報告されているようです。
そして、未承認の転売サイトから購入したＡｍａｚｏｎギフト券が不正なものだった場合、予告なく使用できなくなります。Ａｍａｚｏｎが承認していないサイトでの購入は、危険なのです。
転売などで不正に入手された可能性のあるＡｍａｚｏｎギフト券はロック（凍結処置）および無効化そして、その利用されたアカウントの停止が随時行われています。
不正入手されたＡｍａｚｏｎギフト券をアカウントに登録した場合、そのギフト券だけでなく、アカウントにすでに登録済みのギフト券もロックされ使えなくなります。
もし、不正にログインされた等で自分に心当たりがなくてもこの対応がとられます。
また、不正に取得されたＡｍａｚｏｎギフト券を執拗にアカウントに登録すると、アカウントが削除されます。もちろんアカウントに登録してあった未使用のアマゾンギフト券やアマゾンのポイントも使えなくなります。
そしてＡｍａｚｏｎから警察へも通報されます。Ａｍａｚｏｎとの規約を破ったからです。詐欺などに関わっていなくてもこのようなトラブルに巻き込まれてしまうのです。
Ａｍａｚｏｎも注意喚起している
承認していない転売サイトでは購入しないようＡｍａｚｏｎでも注意喚起しています。
もし、未承認のサイトからＡｍａｚｏｎギフト券を購入し、不正なギフト券だった場合、先ほど説明したようなペナルティーが科せられます。
転売サイトを利用してＡｍａｚｏｎギフト券を購入することは様々な危険が伴うのです。
警察から任意聴取？
不正ギフト券の利用をしてＡｍａｚｏｎから警察に通報されてしまった場合、自分のところへ突然、警察から任意の聴取要請があるかもしれません。不正入手されたギフト券であれば、詐欺などの事件に関わっていると判断されてしまうので仕方のないことです。
ただ、お得にギフト券を購入したかっただけなのに、まさかこんなトラブルに巻き込まれるなんて・・・
詐欺に関わっていない、身に覚えがなければ捕まることはありませんが、事件に巻き込まれるなんて嫌ですよね。周りからも変な噂が流されてしまって印象が悪くなってしまうなんてことも考えられます。
転売サイトの問題点とは？
転売サイトから購入したＡｍａｚｏｎギフト券が不正なものだった場合、転売サイトの運営側はどのような対応をとってくれるのでしょう。
誰も不正なギフト券だとは分からない
出品されているギフト券が不正なものかどうかなんて出品者にしか分かり得ません。
落札者も分かっていたら購入しないし、転売サイト側もトラブルに巻き込まれるなんて面倒なことにはなりたくありませんから、普通に考えれば分かっていれば出品させません。
転売サイト側は、このような詐欺や犯罪めいたことが起きているのに、特に対応していません。野放しにしています。
転売サイト側は助けてくれない
不正なギフト券が出品されていて、それを知らずに購入し、アカウントに登録して使おうと思ったらアカウントが凍結されたといった事例があります。
転売サイト側に返金や対応をして欲しいことを訴えても、転売サイトは個人間での売買サービスなので、売買契約を結んだ出品者と落札者の双方で解決しなければならないこと、そして返金も出品者に直接請求しなければならないのです。
転売サイトは仲介してくれません。トラブルがあっても一切間に入ってはくれないのです。
もし、騙されたと分かった場合、直接出品者にメッセージを送るしかないのです。不正なギフト券を出品しているわけですから、何らかの詐欺を働いている者です。もしかしたら１人ではなく集団かもしれません。
そのような詐欺集団に１人で立ち向かっていかなければなりません。返金してほしいなどと言う勇気がありますか。相手が詐欺集団かもしれないなんて思ったら、もう連絡すらしたくないと思うのが普通ですよね。これ以上のトラブルに巻き込まれたら怖いですよね。こうなってしまったら泣き寝入りするしかないかもしれません。
転売サイトは一切保証してくれませんから、詐欺などが横行する転売サイトは最初から利用しないほうが良いのです。
